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--バリアフリー化に関して、もう少し詳しく説明していただけますか?

 バリアフリー化に関しては、まず医院の入り口から診察室まで段差なく行けるようにいたしました。これはお子様連れの方よりも、むしろ障害のある方や御年配の方に特に実感していただけるところかもしれません。以前の医院ではときどき階段で転ぶ方がいらっしゃいましたので、段差なく診察室まで来ていただけるようになるのでちょっと安心しています。



 またトイレへも車椅子のまま入れますし、乳幼児連れの方のためにトイレにはおむつ替え等に便利なベビーシートやベビーキープを設置しています。また尿検査のコップを持ったまま待合室を通ることなく、トイレ内の小窓から直接手渡せるようになっています。プライバシー問題に関しては、医院全体や診察室の防音性を高めました。

そのほか、医院全体のフロアーが床暖房になっていますし、医院前にはベビーカー置き場兼、自転車置き場も設置することができました。天井の高さも以前より高くなっていますし、ドアの高さも私がぶつからない高さになっています。背の高い私にはこれが一番ありがたいです。(笑)


--新医院にはふたつの診察室が設けられましたが、この用途は?

松村:これも立て替える大きな目的のひとつだったんですが、緊急や症状が重い患者さん、感染症の患者がいらっしゃったときに、そのまま他の患者さんと一緒に待合室でお待たせするのではなく、すぐに処置室に入ってもらうことが可能になりました。これによって、患者さん自身の負担を減らすと同時に、他の患者さんへの感染リスクを減らすことにつながります。また将来的には複数の医師による診療を可能にすることも視野に入れています。もしそうなれば、よりスムーズに診療が進み、患者さんをお待たせする時間も短くなると思います。

 緊急時と言えば、大地震や大災害の際、一般の大きな病院の病院機能が回復するのに一週間ほど時間がかかると言われています。その場合、当医院のような地域の医療施設に求められる機能も数多くある訳ですので、診察室がふたつあることで非常時に以前よりも対応が取りやすくなる点もあるかと思います。


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